フランス北部の中心に位置するこの地方はパリを始めとした歴史ある街が含まれており世界中の人々を魅了しています
Photo: Pierre Blaché from Pixabay
首都パリを含む8県で構成されるイルドフランス地方には1,268の市町村があり、1,200万人の人口を抱えるフランスの重要な地方です。
イル・ド・フランスという名前は現在よりももっと広い地域を指す大変古い言葉です。途中別の呼び方が使われていた時代もありましたが、1976年にフランスで行政改革が行われて地方分権が進められた際にイル・ド・フランスの名前が使われる事に決まりました。美しい名前ではありますが、日本語に訳すと「フランスの島」という意味になり少し珍しい名前でもあります。12万㎢の広さを持つイル・ド・フランス地方は北をエーヌ川、東をマルヌ川、南をセーヌ川そして西をオワーズ川の4つの川に囲まれています。またこれらの川から幾つかの支流も地方に流れています。時代を経て川の周りには町ができ、農家や畑、また貴族の立派な城が作られたりと大きく繁栄しました。またパリから近く自然が豊かな点に魅力を感じた有名な芸術家や小説家などが暮らした地域でもあります。
これからは、少しずつ イル・ド・フランス の美術を発見しましょう…
しかし、私がご紹介したい村はすでにあります。パリの南西約25km、豪華なヴェルサイユ宮殿から10km未満に位置しています。
後でベルサイユに戻ってきます。
これは、ビエーヴルの谷の中心部に位置するジュイの村であり、トワール・ド・ジュイと呼ばれる製造が私たちの国境を越えてその名声を作りました。
多くのフランス人にとって、トワル・ド・ジュイは、祖母の寝室や、この柔らかで温かみのあるキャンバスに張られた古い肘掛け椅子など、幼い頃の思い出を思い出させる、フランスらしい少し古風なスタイルです。私たちの中には、ドレスや夏の綿のボディスを彷彿とさせる人もいます。
だから、近年再び流行しているこのトワル・ド・ジュイを愛用しているのです。
次のボタンで、このトワル・ド・ジュイの歴史を発見させております。